国際石油開発帝石の年収や福利厚生を徹底解説!転職するためには?

国際石油開発帝石の仕事についてまとめました。

この記事では主に「年収、福利厚生、転職のコツ」についてまとめています。

会社概要

国際石油開発帝石の会社概要は以下となります。

会社名 国際石油開発帝石株式会社
設立年 2006年
従業員数 1,194人
本社所在地 東京都港区赤坂5丁目3番1号
売上高 9,713億円(2019年3月期)
当期純利益 961億円(2019年3月期)

事業内容

引用先http://www.energyglobalnews.com/kashagan-onshore-plant-exports-first-oil/

 

国際石油開発帝石はエネルギーの上流部門を事業としています。具体的な事業内容をご紹介します。

鉱区の取得

対象地域の事前調査入札から、権益に関わる契約の交渉探鉱、開発権などの取得までの業務を行います。

事前調査では、地質や探鉱に関するデータを収集し、地質学的観点から評価を行います。

経済面でのリスクも含めて評価を行い、トータルで有望と判断された地域であれば、入札資格の取得や契約交渉など、権益取得へ向けて進めます。

探鉱

権益を取得した地域での、地表の地質調査海底調査を行い、岩石の層を見つけ、石油や天然ガスを探し出します。

探し方は以下の流れになります。

①地質調査

地下の地層は、延長して地表に露出することがあるため、露出していると思われる箇所の地層を調査・分析し、岩石の分布場所や集積場所を探します。

②物理探査

岩石の硬さや密度など地質構造を物理的観点から調べます。

方法の1つとして地震探査があります。

地表や海上から地下に向けて人工的に地震波を送り、振動を与え、地下の岩石にぶつかって地表に返ってきた振動を分析することで地質構造を調べることができます。

③試堀井の掘削(くっさく)

実際に井戸を掘り、地下の様子を調べないと石油や天然ガスが存在するかわかりません。

その為どこに、どれくらいの深さで井戸を掘れば良いか、詳細な計画を立て、土砂や岩石を取り除き、穴を開け、試し掘りの井戸(「試堀井」)を掘ります。

④生産テスト

「試堀井」により発見した石油や天然ガスが存在する層であっても、経済的な生産が可能となる量があるかはわかりません。

そこで、多方面から検討を重ね、本格的に開発・生産を進めるべきかの判断をするため、試験的に石油や天然ガスを産出し、生産テストを行います。

開発

掘削装置(リグ)を使用し、井戸を掘り、石油や天然ガスを採取します。

掘り方は以下の流れになります。

①やぐらを組む

地下の深くまで井戸を掘るために、鉄塔を組み(やぐら)、必要な機械や装置を設置します。
これらを全てを掘削装置(リグ)と呼びます。

②ビッドで掘る

1本10mの長いパイプ何本も継ぎ足しながら井戸を掘ります。
「ビット」はパイプの先に付ける特殊なドリルで、パイプの重さとビットの回転力により、地中を掘り進めていきます。

③土を取り除きながら進める

泥水と呼ばれる液体をポンプで流し込み、ビットの先端から吹き出させ、堀ったときに出る土や石を地上に押し上げて運び出します。

④崩れないように固める

掘った井戸は崩れないように「ケーシング」と呼ばれる鉄管とセメントで補強します。
井戸を掘り終え、石油や天然ガスを取り出す際は、ケーシングに穴をあけます。

生産

採取した石油や天然ガスから不純物などを取り除き製品として利用できる石油やガスに精製処理をします。

石油の油分は高圧のセパレーターで分離し、水分や塩分を除去します。
その後蒸留装置でガソリンや灯油、軽油、重油などの石油製品として精製されます。

天然ガスは炭酸ガスや水分などの不純物を、炭酸ガス除去装置や冷凍装置により処理します。

生産量は1日あたり44.9万バレルで、国内No.1です。

輸送

精製処理された石油を陸上ではパイプラインタンクローリーの車両で、海上では専用のタンカーで運びます。

天然ガスは国内での生産量が、国内消費量の4%にしか満たない為、インドネシアやオーストラリア、中東から輸入した天然ガスと混ぜ合わせ、パイプラインを通し、山川の渡り都市ガスの事業者へ送っています。

仕事内容

物理探査やエンジニア、営業など多くの職種があります。

地質技術者

主に、探鉱データや情報が少ない地域での石油・天然ガスの存在の可能性について、有望性の評価を行うことから、参入プロジェクト地域内での埋蔵量の推定や試堀井の掘削位置の選定を行います。

その他、試堀で石油や天然ガスが見つかった場合もデータ分析や評価などに取り組みます。

評価には地質評価だけでなく、物理的工学的観点からの評価や経済的/法的観点からの検討も必要なため、各専門分野のスタッフと連携を取りながら取り組む必要があります。

地下にある見えないものを探し出すため、既存のデータや情報と向き合うだけでなく、想像力が必要な職種です。

物理探査

物理探査とは、地震・重力・磁力・電磁・リモートセンシング(遠隔測定)の観点からデータを取り解析し、地下の構造を把握、層の評価を行い、石油・天然ガスを生み出す兆しの構造を探します。

探鉱の初期段階から現場に行き、データ収録や処理に携わります。

石油開発エンジニア

石油や天然ガスが確認されている油層の分析を行い、生産設備の設計にあたり必要なデータの収集や開発・生産の計画を立てます。

計算して出たデータや計画が基となり、経済性の分析、設計作業が進められるため、責任は重大であり、会社の土台を担っている仕事だと言えます。

広範囲に広がる油層の中の一部分のデータ情報を基に生産量を予測するため、不確定であり、リスクを伴います。そのため、常にリスクを認識し対応策を考えることが大切になります。

施設エンジニア

開発段階では、安全面に配慮した生産施設の検討・設計などの方針を決め、設計作業の管理を行います。

その後、詳細な設計、調達、建設作業など一連のスケジュール管理にも取り組みます。

生産段階では、安全に操業しているか確認や稼働率の向上設備寿命を延ばすための保守点検・作業を行います。

既存の生産施設の強化や改造も必要に応じて計画します。

生産が終了した生産設備の撤去作業まで行います。

営業

市場調査などのマーケティングを行い、需要家へ販売をします。

原油営業では、原油の調達の計画策定、提案、販売などを行っており、交渉期間は数日、数週間のスパンとなります。

LNG(液化天然ガス)営業では、生産準備段階から将来の生産を予測して販売を行います。
バイヤーとの交渉は数か月から年単位になり、売買契約も数十年に渡る契約が基本です。

何十年も先を見据え、逆算してマネジメントをする、長期的な捉え方ができる能力が必要になります。

プロジェクト保険調達

世界中の開発プロジェクトに必要な損害保険の手配や、海外の保険仲売人との交渉を行います。

その他、自社保険子会社(キャプティブ)の事業計画にも取り組みます。
キャプティブとは、特定の企業のリスクを専属で引き受けるために設立された保険の子会社のことです。

勤務地(事業所・工場所在地)

次に勤務地を見てみましょう。全国に事業所があります。

本社・支店

本社(東京)

中江津LNG基地(新潟)、東日本鉱業所(新潟)

工場

秋田鉱場、千葉鉱場、南阿賀鉱場(新潟)、長岡鉱場(新潟)

研究所

技術研究所(東京)

海外拠点

アジア:インドネシア、シンガポール、カザフスタン

中東:アラブ首長国連邦

オセアニア:オーストラリア

ヨーロッパ:イギリス、ノルウェー

北米、南米:アメリカ、ベネズエラ、ブラジル

平均年収

有価証券報告書によると、国際石油開発帝石の平均年収は915万円でした。

30代の年収で、約891万円。50代だ平均で1,044万円なります。

ボーナスは30代前半で年間213万円。課長や部長など役職が変わるとさらに上がるでしょう。

平均年齢・勤続年数

有価証券報告書によると、国際石油開発帝石の平均年齢は39.49歳、平均勤続年数は15.76年でした。

有給取得状況

女性の活躍推進企業データベースによると、国際石油開発帝石の有給休暇消化率は79.7%でした。

残業時間

女性の活躍推進企業データベースによると、国際石油開発帝石の残業時間は月平均18.2時間でした。

福利厚生

次に福利厚生を見ていきましょう。

住宅関係

  • 単身寮:ほぼ全勤務地
  • 社宅:ほぼ全勤務地

出産・育児

  • 産前産後休暇:産前6週間から産後8週間
  • 育児休業:子が1歳に達する日まで。
  • 育児短時間勤務
  • 子の看護休暇:子の年齢や人数に応じて、年間最大10日支給。
  • 育児補助:保育所、託児所、ベビーシッター等の利用に補助あり。

保険・資産形成支援制度

  • 各種社会保険
  • 財形貯蓄
  • 持株会

その他各種制度

  • 介護休業:1年間
  • 介護休暇:年間で最大10日支給
  • 介護短時間勤務
  • 配偶者転勤休業制度:配偶者の海外転勤の際、最長3年取得
  • ボランティア休暇:年5日
  • リフレッシュ休暇:勤続10年で2日、20年で3日、30年で5日支給
  • リフレッシュルーム:東京本社は各階にくつろげるスペースあり。
  • 保養所:関東近郊に5か所

評判・口コミ

国際石油開発帝石に勤務する社員の方からの評判・口コミをまとめました。

年齢:40代 年収:800万円 職種:技術系

業績や給与は原油価格や為替により左右されます。

人事評価の制度に成果主義を導入しましたが、明確に評価されていないです。

年齢:30代 年収:700万円 職種:企画系

派閥や出世争いがなく、のんびりした雰囲気です。

政府がバックについている点は安心です。

年齢:20代 年収:400万円 職種:営業系

部署によっては休日出勤や残業があります。

海外出張がある部署や大きなプロジェクトに携われる部署に配属されれば充実しますが、そうでない場合との差が大きいです。

国際石油開発帝石の年収や福利厚生まとめ

国際石油開発帝石は多様な国とプロジェクトを進め、資源の乏しい日本のエネルギー分野の発展に貢献しています。

本記事のまとめ
    1. 事業内容
      ・鉱区の取得
      ・探鉱
      ・開発
      ・生産
      ・輸送
    2. 仕事内容
      ・地質技術者
      ・物理探査
      ・石油開発エンジニア
      ・施設エンジニア
      ・営業
      ・プロジェクト保険調達
    3. 平均年収・ボーナス
      平均年収:915万円
      ボーナス:30代前半で年間213万円
    4. 有給取得状況・残業時間
      有給休暇消化率:79.7%
      残業時間:月平均18.2時間
    5. 福利厚生
      住宅関係:単身寮、社宅
      出産・育児:産前産後休暇、育児休業、育児短時間勤務、子の看護休暇、育児補助
      保険・資産形成支援制度:各種社会保険、財形貯蓄、持株会
      その他:介護休業、介護休暇、介護短時間勤務、配偶者転勤休業制度、ボランティア休暇、リフレッシュ休暇、リフレッシュルーム、保養所